蒼が私の額にちゅっとキスを落とした。
「私……上手く出来ないかもしれないけど、
呆れて他の子にいったりしないでね…」
「するわけないだろ。
……あーくそかわいいな」
顔を隠すように、蒼はぎゅっと私を抱きしめてくる。
「……柚こそ、
たぶん俺がっつきすぎちゃうけど、
ちゃんと受け止めてくれる？」
「……うん、頑張る…！」
ぎゅっと蒼の背中に手をまわして抱きしめ返すと
蒼から、額や唇や頬、耳…たくさんキスが降ってきた。
いっぱいヤキモチも妬いちゃうし、
今まで蒼の隣にいた女の人を思い出すと、自信もなくしちゃうけど…
蒼に愛されてるってわかるだけで、幸せだよ。
だからずーっと、一緒にいてね…。
「……柚、
俺もう限界。
がっついてもいい？」
「え」
＊番外編おわり＊
