涙を拭いながら自分の家に戻って、 タオルを持ってもう一度蒼の家へ。 額や首元に滲む汗を拭き、蒼の額に冷えピタを貼って、 買ってきたスポーツドリンクはベッドの脇のテーブルに置いて部屋を出た。 『笑美』 ……最初から、 蒼だけは、好きになっちゃいけないって、わかってたのに… 私、バカだなぁ……。