「……タオルを取りに行ってきます…」



すっかり眠ってしまった様子の蒼に、小さく声をかけて部屋を出た。


部屋の扉を閉めた瞬間、


ポロポロと涙が溢れた。



……今日、蒼に気持ちを伝えようって思ってたのに…


もう、フラれたも同然だ。




……言えるわけない。