好きになってはいけません。




蒼が好きだと自覚した瞬間、


隠しきれないほどヤキモチ妬いてる。



毎朝冷めた目で見てた、蒼と知らない女の子のツーショットも、


最近はずっとモヤモヤして、


泣きたくなる。



「……蒼ってほんとモテるよね…」


「…まぁ、モテるだろうね。
さりげない優しさとか、他の人は気付いてくれないようなことに気付いてくれたりとか…」


「……芽依も蒼のこと好き?」


「え?話の流れ的に、異性としてってこと?
いやナイナイ。女にだらしなさすぎるし…って、

待って柚。
今、あたし“も”って言った?」



まるで探偵のような芽依の言葉に、ギクッとして肩を揺らした。



「……はは〜ん?」



面白がってるような芽依の声が聞こえて、チラ、と芽依に視線を向けた。