「……クマくんには、
もっと素敵な人がいるよ」
「……俺にとっては
柚が一番素敵な人だよ」
「……そんなわけない…
だって私…最低だ…」
散々蒼のこと、最低だとか言っといて。
私の方が、最低じゃないか。
クマくんを裏切って、蒼を好きになって。
“蒼の彼女”になりたいと思ってしまったんだから。
「……柚」
「……っ、うっ…」
「……泣かないで」
クマくんが体を起こして、頭を撫でてくれる。
……私が泣く資格なんてないのに。
優しくされる資格なんて…ないのに。
「ご、めんなさ…」
「柚」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…