もしも、笑美さんが蒼のことをただの友達だと思ってるとしても…
……行ってほしくないよ…。
「……柚?」
無意識に、蒼のTシャツの裾を引っ張っていた。
「……行ってほしくないの?」
蒼が、私の頬を撫でる。
言葉にするのは恥ずかしくて、私は小さく頷いて返事した。
「……じゃあ、この部屋に泊まるけど」
『いいの?』と首を傾げた蒼に、
また小さく頷いた。
「……柚相手に、何もしない保証は出来ないけど…それでもいいの?」
拒否してもいいんだよって言われてるみたい。
でも…ここで拒否したら、笑美さんのところに…



