まぁそうだよね。気まずい人と一緒の部屋なんて地獄って感じだし…。


私だって来られたら困ったし…他の部屋に行ってくれてよかった。


……なのに、なんでこんなに



モヤモヤするんだろう。






「……」



コンビニまでの道のりを一人で歩く。


途中で、昼間遊んでいた海が見えて、立ち止まった。



……夜の海…きれい。


人が誰もいなくて、月の光が反射してキラキラしてる。


ガードレールに手をかけて、ぼーっと海を眺めた。



昼間は


あんなに蒼が近くにいたのに


今は…この海と同じように、遠くから見てることしか出来ない。



『俺に流されんな』



……流されるのを嫌うなら


最初から、私のことなんて放っておいてよ。