「か、隠すって…こんなの水着でも隠せないよ…」
「サイズ小さいもんな」
「う、うるさいな!」
胸を隠すと、蒼に腕を掴まれた。
「隠さなくていいだろ?
堂々と『私は蒼のものです』ってアピールすればいい」
「私は蒼のものじゃないから!!」
だいたい、なんで蒼はそんなに平気そうなの?
遊び相手って普通、痕とかつけられるの嫌がりそうなのに…
自分がつけるのは、抵抗ないのかな…。
「……ここにクマはいねーんだから、
隠さなくてもいい」
「そういう問題じゃないんだけど」
「じゃあどういう問題?」
だから……
蒼にとって私が、特別なわけじゃないのに…
勘違いされるよ?
それで…蒼はいいのかな…。



