お弁当を持って屋上のドアを開けた



こんなところに人いるのかな?


あ、いた…



仰向けで寝てる蒼汰がいた



「おまたせ」



「別に待ってない」

蒼汰が言った



誘ってくれたくせに…



私は蒼汰の隣に座った




「何してたの?ここで」




「空見てる
晴れてると結構来てる」



青空に真っ白な雲がひとつあった




「ふーん…」