「え?乙ちゃん?」 乙と通話してる横で律が言った オレは通話を切った 「乙ちゃん、来るって?」 「いや…具合悪いみたい」 「蒼汰、行けよ! 早く!乙ちゃんとこ行ってやって! オレの代わりに、行ってよ」 律に言われてオレは走った 律って なんであんなに いいヤツなんだろう 走りながら思った 背中押してくれて ありがとう律 乙のこと好きな気持ち 気付かせてくれて ありがとう律