「蒼汰、飲む?
走ったから喉乾いたよね」
蒼汰にミネラルウォーターを渡した
「あぁ、ありがと」
「じゃあ、せっかくだから…
私は栄養ドリンク飲もうかな」
「体調、大丈夫なの?」
「うん
せっかく、クリスマスなのにね」
私は蒼汰が買ってくれた
崩れたケーキを開けた
「うん、おいしい…
蒼汰も食べる?」
「うん、じゃあちょーだい」
蒼汰が口を開けた
屋上でお弁当を食べた時のことを思い出した
私は蒼汰の口にケーキを入れた
あの時はからあげだった
懐かしいな…
蒼汰にキスされたことも思い出した
鼓動が早くなった…



