私は蒼汰を部屋に通した



こんな格好でヤダな…って
後悔した




「なんか、飲み物持ってくるね」



「あ、いいよ…
乙、具合悪いのに…
すぐ帰るから…」



「そっか…
清田くん達、待ってるね」




私は蒼汰からもらった
コンビニの袋を開けた



栄養ドリンク
スポーツドリンク
ミネラルウォーター
100%ジュース
プリン
ゼリー…



「重かったでしょ、蒼汰」



「や…大丈夫…」



それから、ケーキ


「走ってきてくれたから…」



「あ、やっぱり…
ごめん…」


ケーキはグチャグチャになってた



ふたりで笑った



私のために一生懸命走ってきた
蒼汰が目に浮かんだ