ピンポーン…
下からインターホンの音がした
荷物かな…？
私は階段を下りた
「はい…」
ドアを開けると蒼汰が立ってた
「びっくりした…
蒼汰、走ってきたの？」
蒼汰は息を切らせてた
「ハイ…」
コンビニの袋を渡された
栄養ドリンクとか
いろいろ入ってた
「わざわざ、買ってきてくれたの？」
「うん…
別に…わざわざじゃないけど…
ついで…」
「ついで？
…清田くんといたの？」
「うん…
友達とクリスマスパーティーしてた
だから乙も、呼ぼうと思って…
でも、返信なかったから…」
「ごめん、寝ててぜんぜん気付かなくて…」
「うん、でも、顔見たら、なんか安心した
起こして、ごめん…
…じゃ、帰るわ…」
「…蒼汰！」
帰ろうとした蒼汰を呼び止めた
「ん？」
蒼汰が振り返った
「少し、寄っていかない？」
蒼汰が来てくれて私は嬉しかった
「え…いいの？」
「うん…」
