偽りのキス


「いただきます」




「からあげちょーだい」



「見てないのに
なんで入ってるのわかったの?」



「匂いでわかる
当たり?」



「当たり!」



蒼汰は仰向けのまま口を開けた



私は2個しかないからあげをひとつ
蒼汰の口に入れた



少しドキドキした



「うん、うまい」