「おはよぉ〜」
眠そうな目をこすりながら、ベットの中で手を広げているのが俺の可愛い彼女。

こいつは朝が弱い
だからいっつも俺がベッドまで行って起こす。

(ま、可愛いから許す)

そんな事はおいといて!

ベッドから起こすと、

母「ごはんできたわよー」

蝶のお母さんの声がした。

俺「今おりまーす」

俺はまだ眠そうな蝶を抱っこして下まで下りる

母「いつもごめんなさいね〜
こら、蝶、いい加減自分で起きれるようになりなさい」
蝶「ん〜」
俺「大丈夫ですよ」
 「蝶、ちゃんと座ってご飯しな」
蝶「わかったぁ〜」 母(ほんとにもぉ)

俺たちはご飯を食べ終えて、着替えをするために蝶の部屋に来た

蝶「紅葉〜ボタンできないよぉ」

(そんな泣きそうな顔で言わないでくれ)

俺「やってあげるからおいで」

おいでと呼んだのはいいけど、膝の上に座られた

俺「膝の上に座ったら、ボタン閉められないだろ?」
蝶「だって〜紅葉の膝の上落ち着くだもぉん」

(しょーがないか)

着替え終わって学校に向かった。

学校に向かっている途中もずっと手を繋いでいる

蝶は2年
俺は蝶と一緒に卒業したくて、留年したから、まだ2年

けど、同じクラスにはなれなくて離れてしまった

学校について蝶を教室まで連れて行った。

俺は自分で言うのもなんだけど、結構モテる

ケンカもできて、一匹狼だ。

だからか、そんな俺と付き合っている蝶は、クラスで孤立している。

俺「辛くなったらすぐ俺のところから校長室に行くんだぞ?」
蝶「わかった」
 「紅葉〜頑張ってねぇ」
俺「蝶も頑張れよ
昼休み迎えに行くから」

あ、言ってなかったけど、ここの学校の校長は、これの叔父だ。
だからいつも校長室にいるか、クラスの仲間と屋上にいるか、教室で寝てるかどったかだ。

俺は蝶と分かれて、自分のクラスに行った。

「おっはよぉ〜」

呑気に声をかけてきたのは、俺と同級で一緒にだぶった、永瀬逡。

俺「おはよ」

逡「相変わらずつめてーなーバシッ」

俺「イタッてめー叩くんじゃねーよ
イテーだろうがボケ」

逡「こわ」と言いながら席に戻った。

俺は授業が始まって秒で寝た。