どんなきみもだいすき


 『…お兄ちゃん』

 みいはドキドキが止まらなくて

 奏多を、ただ…見つめることしかできなくて

 お互い、ずっと見つめ合っていた――…

 『………』

 『………』

 この沈黙さえも、みいと奏多にとっては

 嫌なものじゃなくて…

 この時間(とき)さえも、安心するものだった――…