どんなきみもだいすき


 『あ…いや、あんたいつも主語がなくて、たまに理解に困る』

 『ごめんね。手のことだよ』

 『そっか、手だったんだね』

 『うん。手の他に何かあるの?』

 『え、いや気にしなくていい』



 こいつは、天然だけどたまに…今みたいに冷静な答えが返ってくるから

 頭ん中ごちゃごちゃになる…。



 (危ね…気をつけないと。つか俺…勘違いにも程があるだろ)

 こいつに、俺のモノだと思った…なんて、口が裂けても言えないっつーの…。