どんなきみもだいすき


 その男子は、さっきぶつかってしまった彼だった。

 今まで、彼が隣の列に居ることに気づかなかった。

 しかも…席が前から三番目、みいと同じだった。

 彼は、頬が少し赤くなっている…。


 (もしかして、桜を見てたときの顔も…えみちゃんと話してた時も

 お兄ちゃんと話してた時も全部、聞こえてたのかな…?)


 そう考えていると恥ずかしくなってきて、頬が赤くなっていった。