どんなきみもだいすき


 『あの頃は、近所の奴等だって変な目で見ることなんてなかった』


 お兄ちゃんから言われた言葉が、

 頭の中に埋め尽くされる――…

 (………っ)

 みいは、奏多の口から出てくる言葉に息を呑んだ。


 『…俺とあんたは四つ差、俺が中学卒業の頃に、あんたはやっと小学校卒業』

 『気づいたらもう…合わなくなってた』


 奏多は、どこか悲しげな顔をしてそう呟いた――…