どんなきみもだいすき


 『歳を重ねるにつれて体も心も成長するんだってわかった』

 『うん…』

 『男には必ず経験する事なんだけど、俺の場合妹を意識してしまって』

 『うん』

 『気づいたら、小さい頃みたいに手繋いだりとか簡単に出来なくなってた』

 『………』

 『そんな事は小さい頃だから出来たんだ、許されてたんだって』

 奏多は、息を小さく吸い込んだ。