どんなきみもだいすき


 目の前にいるお兄ちゃんは

 頬をほんのり赤くさせていて

 ため息を吐きながら、眼鏡を外した。


 『………』

 『……?』


 沈黙が続いたあと、奏多はチラッとみいを見た。

 そんな中、みいの頭の中はハテナマークが浮かんでいた。


 (こいつ、絶対…頭ん中ハテナマークだらけ)

 『俺も、あんたみたいに天然鈍感になりたいわ』

 そう呟いた奏多は、目頭をつまんだ。