どんなきみもだいすき



 (……っ)

 腹立つぐらい、

 こいつが…かわいいこと言うから、言葉が出なかった。


 (なんなのこいつ…)


 『…あんたは、どれだけ俺の心を掻き乱せばいいんだよ』

 気づいたら、こいつにそう言っていて、

 恥ずかしさのあまりに…俺は、口元を袖で隠していた。


 『……えっ、あの』

 こいつは、俺の言葉に理解をしたのか

 してないのかはわからない

 けど..少し困った顔をして俺の様子を伺っている。


 『ほんと…調子狂うんだけど』

  はぁーっと、ため息をついてこいつを見つめていた。