先輩とお付き合いはじめました。



キーンコーンカーンコーン




四限目を終了するチャイムが鳴り、昼休みになったからかクラスメートの表情は授業中に比べてはるかに明るい。



対照的な私は朝に話し合ってから表情は暗くなるばかりでこれが終わりを鳴らす鐘のよう。



「こんなことなら本読まなければよかった」


ため息をついて机に突っ伏して項垂れていると美咲が笑顔で話しかける。



「やっとこの時間が来たね!」


「楽しそうだね」


「そりゃそうだよ、楽しくない罰ゲームをやらせるわけないんだから」



昼食時間兼、休み時間の昼休みは私の学校では一時間ほどとられている。


先にお弁当を食べることにして、気持ちを安定させることに。