「わかりました」



出しっぱなしの水で上がりきった体温を下げようと奮闘して水を止め、タオルで拭く。







カバンを持ってわざわざ待ってくれている先輩と玄関へ。



ここまでの流れがすごく早かったのはまだまだ休養が必要のために急いだのが一つ。



カレンダーに「今日はお母さんが早く帰ってくる」と丸い可愛らしい字で書いていたのを見て、挨拶する勇気がなかったのも一つ。





こんなにカッコいい人が優しくしてくれているのにネガティブな私を変えたくなった、帰り道。



私も先輩に恩返しをしたくなった帰り道。