先輩から感じる熱は温かいというより熱い。
これはあとで体温を測ってもらわないとだ。
「先輩、部屋どこですか?」
階段を上りきったところで聞いてみればくろ、とだけ。
黒?と思って軽く首を動かせば一番奥に黒いドアが一つ。
あぁ、これか!
ラストスパート、とずるずる引きずればもうドアが目の前に。
片手で先輩を支え、片手でドアを押す。
ガチャっと音が鳴ればアンティーク風の部屋。
手前にあったベットに先輩を倒せば音が鳴る。
体制がぐちゃっとなっているから両手で楽な姿勢にする。
数分、熱がある先輩との距離がゼロだったからか体が少し暑くてパタパタと手を振って冷ます。

