「だ、大丈夫ですか?」
「大丈夫。とりあえず家あがっていいよ」
三段ほどある階段を上って玄関ドアまで歩く。
それまでに改めて外観をキョロキョロ。
少しメルヘンチックで庭にはたくさんの花が植えられている。
お母さんが植えているのかな。
きっと先輩のお母さんならすごくきれいな人なんだろうな。
そして玄関ドアを開ければ、座って階段近くの壁にもたれかかっている先輩を発見。
全然大丈夫じゃないじゃん。
「先輩⁉」
肩をトントンと叩くといつもの半分くらい目を開ける。
そして甘い吐息。
良かった、倒れている訳じゃなくて。
「先輩動けます?」
左腕をもって体を支える。
もちろん、男子高校生を軽々と支えることができるほどムキムキじゃない。
先輩の部屋がある二階までフラフラ。

