先輩とお付き合いはじめました。



どうしようかと困っていたら腕時計を見て走っていった。


次の授業が体育で二人のうちの片方が委員で早くいかないといけないらしい。


焦っていたのか声も大きくなり近くにいる私には聞こえた。



すると、ようやく教室の中がしっかりと見えるようになった。



あ、いた。


色素が薄く猫っ毛の髪、くっきり二重のアーモンドアイに口角がきゅっと上がっている。




実際に見たことがない私だったけどすぐにわかった。


この容姿なら学校一なのも納得がいく。



すぐに声をかけたいところだけど先輩たちがいるのは窓側の一番後ろの特等席。


私がいる場所からは遠い。