雨の降る日に君と。



泣きたい。

猛烈に泣きたい。


…でも、あの子たちの言うことは1部核心をついていた。


そうだよ、あたしはなんで大丈夫だって、


まだ耐えられるって思ったの?


…りゅうちゃんがいるから?


あたしがこんなに苦しんでるのはりゅうちゃんのせいなのに?


…りゅうちゃんは晴菜とお似合い?


そんなん、思ったことない。


…思おうとしてただけ。


りゅうちゃんに晴菜みたいな綺麗な子は似合わないよ。


りゅうちゃんには似合ってない。


片耳に着けてる晴菜とペアの白いシンプルなピアスも、


晴れの日も。


──りゅうちゃんには全く似合ってない。