そのまま月日は流れ、あたしとりゅうちゃんは前に進めないまま、中学生になった。 りゅうちゃんと不幸を共有して、 お互いの傷を舐めあって、 支え合って、 …依存し合った。 あたしはりゅうちゃんのお父さんに賄ってもらっていた。 あたし自身、独りじゃ何も出来ないことはわかっていた。 …りゅうちゃんのお父さんに犯されても、あたしはそれをりゅうちゃんに言わなかったし、お金の面で負担をかけているんだから、それくらいしないといけないとずっと耐えた。