しばらく両親と 今後の流れを 相談していると 賑やかな声がして 樹達が帰って来た。 「やっと翔達、結婚する気に なったらしいわよ。」 と言う母の言葉に、 「そうか。良かった。」 と笑う樹。 「婚約指輪、注文してきたよ。」 と翔が 得意気に言うと、 「そればっかり。鬼の首でも 取ったみたいに、言うの。」 と母に言われ、翔は苦笑する。 「みんなに 心配して頂いているのに、私も忙しくて。先送りにしていたから。」 奈緒が すまなそうに言う。