翔と奈緒は、お祖母様に 導かれたように結ばれた。
「やっぱり廣澤君、セレブだね。こんなすごいマンション。私の寮とは大違い。」
激しく求め合った後 翔の胸で 奈緒は言う。
翔が 医師国家試験に合格した時 父が買ったマンション。
病院から 5分とかからない立地。
広い間取り。
「でも俺、ほとんど 宿直室に寝ていて。」
と翔が笑う。
「廣澤君の家族って、みんな穏やかで。すごく良い人だよね。お金持ちなのに 偉ぶってなくて。」
お祖母様が入院中、 翔の家族は 入れ替わり立ち代わり 病院を訪れていた。
家族はみんな 病院の人達に 丁寧な対応をしていた。
「それ、お金持ちに対する偏見だよ。」
翔は笑う。
「えー。でも横柄な人も多いじゃない。」
奈緒は 翔の胸に寄り添って言う。



