「ひゃっ!?」

何事かと思い後ろを見ると、そこには中年の男がこっちをいやらしい目つきで見ている。

「な、なんでしょか?」

「お嬢さ〜ん、1人?そんな格好してキャバ嬢なんでしょ?一緒に遊ぼうよ。」

「あの、それでしたら近くに私が働いているクラブがあるのでお客さん、一緒に行きましょ?」

そう促すものの、その中年男はどうやら行きたくないらしい。

「だから、おじさん言ってるだろ、私が遊びたいのは君だよ、君。」

「ごめんなさい、プライベートで2人になるのは…だからどうぞ、お店にいらっしゃってください…」

とは言うもののその中年男はなかなか引き下がってくれない。

「物分りの悪い子だね。早くこっちへ来なさい。」