おじさんを外まで見送りに行き、バイバイと手を振る。

すぅー、ハァ〜っと夜の繁華街の空気を吸う。

あちこちでキラキラと光る建物。

私ここの雰囲気が好き。私の心とは対照的にキラキラしてるから。

「お客さんキャッチしてきます!」
っと店長に言い歩き出す。
まあ、キャッチなんて嘘なんだけどね。
今日はなんか疲れたな。

フラフラとこんなキャバ嬢姿で歩く。
女の子が1人で危ないとか私には関係ない。
寄ってきたらとにかくお店に連れていけば何もされない。

するといきなりぐぃっと誰かに腕を引っ張れた。