その瞳で私を見て

それだけ言い残し急いで支度する。
サッと着替え、パパッと化粧をし直し、クルッと髪を巻く。
髪の毛切ろうかな。なんて考えながら。

「ごめん、待った?」

ソファに座り、携帯を触っている彼に告げ、
こっちを向く彼。

「あれ、唯奈ちゃんって高嶺ちゃんなんだ。昨日大人っぽかったから気づかなかった。」

この人も私の事、知ってるんだ。みんなして高嶺の花って。

「けど残念だね、周りの奴らは。唯奈ちゃんと話せないんだから。」

なんて呑気なことをまた言って。