その瞳で私を見て

そう言われ腕を強く引っ張られる。

「ちょっ、はなしてください!今仕事中なんです!」

けれど私の話を聞かずに荒い鼻息を吐きながら、おじさんは裏路地へ入ろうとする。

そろそろ嫌気がさした私は、

「いい加減離せ!このクソオヤジ!」

ついボロが出てしまった。仮にもキャバ嬢なのに。

「ははっ、そういう悪い子には色々教えてあげなきゃね。」

そう言われ、ついに裏路地まで来てしまった。

くるりと私の方に顔を向け、ゆっくり距離を縮めて来る中年男。

き、きもちわるい…こんなの無理だどうしよう…!逃げれる場所がない!