母はそう教えてくれた。






ワタシはだから、恋愛なんかしないし、怠けたりもしない。






こんなボロなのに働かせてもらっているだけ、ありがたいこと。






こんなワタシでも、人間の役に立てる。







人間は、ワタシ達ロボットにとって、雲の上の存在。





そんな人間の役に立てるなら、電池が切れたって壊れたって構わない。





「おいボロット」