けれど、笑っていられるのもそれまでだった。

「なんだその猫は!?
最近入り込んでいたのはお前達だったのか!!!」

上から怒鳴り声がしたと思うと、直ぐに数人の先生達に囲われた。

どうやらここは立ち入り禁止の所だったらしく、声がするからと先生が見張っていたのだそうだ。

幸い、優等生である秋の顔が広かった事で私達にらなんの処分も下されなかったが、
みーちゃんの事は結構な問題だったらしく、
必死に食い下がる私達の声も虚しく
少しだけ成長した子猫は先生達に連れていかれてしまった。