「いつも僕と陽介で中庭で遊んだりするんだ。そこの事だよ。
なんなら命ちゃんも来る?」
「それいいね!おいでよ命ちゃん!!」

2人とも楽しそうで何よりだ。
が、私は何にも楽しくないぞ。
よりによって校内の人気者が他の生徒もいる中で私だけに構うのだ。

「え、なんで春日さん?」「誰あのブス」「秋先輩〜」「陽介〜」

ほら見ろ私まで注目を受けているではないか。聞こえてくるひそひそ声に嫌気がさす。
だから出来るだけ関わりたく無かったのに。