「そんなに気になるなら話し掛けてみればいいのに」 「えっ、だって怖くない?」 「怖い?どこが?気になってるのに、話し掛けないでジッと見てる方がよっぽど怖くない?」 急に怖気づいてしまう。 大会では、そんな怖気づくことなんてそうそうないのに。 「今度部活中じゃなくても、会ったら話しかけなよ?ね?」 「うっ、うん……」 ミノリの圧に負け、私は頷くしか術がなかった。