「錦織くん、だっけ?」 私はありがたくそのペットボトルを貰うと、ラベルを見ながら彼にそう訊ねた。 「え、どうして俺の名前……」 錦織くんは、焦ったのかブレザーの周りを見た。 どこかに自分の名前が書いてあるか探している様子だった。 「練習のとき、サッカー部ってTシャツに名前書いてあるでしょう?」 「ああ、それで……」