「美久ちゃん、いっくん、お見舞いありがとね」 「当然でしょー!」 「もう体調大丈夫なのか?」 「うん!明日は学校行くよ!」 「そっか、良かったよ」 本当に心配性だな、いっくんは。 「じゃあ、もうそろそろ帰るよ。美久、行くぞ。」 「はいはーい!じゃあね、また明日!」 「うん、また明日。」 この時、私は気づいていなかった。 笑顔でまた明日って笑えるのが、とても凄いことだと。