立っていた私は、悠斗さんにそう言われベッドに向かった。手には聴診器が握られている。


「…なんで聴診器持ってるの?」


中「ん?今から診察するからだよ。」


「え?ここで?」


中「そう、ここで。ここが嫌なら病院行く?」


なんでそうなるの!!


「今日はやらなくて良くない?もう元気なんだし!」


中「やります。俺の診察受けること条件に退院させたの覚えてないの?拒否権はないよ。」


「嫌だなぁ…。」


中「早くしないと、俺遅刻しちゃうんだけどー?痛いことしないから早くこっちおいで。」