同棲も1ヶ月経ち、今日は1ヶ月に1回来る女の子の日。


まだ1日目なのに、お腹痛すぎてベッドから出られない…。経血が多いと、貧血になりやすいんだよね。


悠斗さんが当直明けでもうすぐ帰ってくるはずだから、心配かけないように振る舞わなくちゃ!


中「ただいま〜」


「お帰りなさい!」
 

玄関まで、いつものように駆け寄って、抱き合う。


悠斗さんのバックを受け取りリビングに向かおうとした瞬間、悠斗さんに手首を掴まれた。


中「うん、やっぱり速いな…顔色もよくないし。」


「え?」


中「医者は騙されないよー?ちょっと、座って。」


「…え、なんで?」


中「脈早いし自分でも分かってると思うけど…貧血気味だろ?」


悠斗さん完全に医者モードだ!!


「あのね、違うの。あれなの!あれ!」


お願い!察して…!!


中「ん?……あー!悪い。それで貧血気味なのか。」


あまり、深く触れられなくて済んで安心。