「種明かし…?」


中「あ、いや、なんでもない。」


「そういえば高橋先生知らない?」


なんとか私の体調から話題を逸らしたい。


中「え、なんで?」


「高橋先生38℃あるって言ってたの。あ!廊下とかで倒れてたら大変だし、ちょっと見てくる!」


熱あることがバレそうな気がするから、とりあえず悠斗さんから一旦離れたい。


中「その心配はないよ。」


「ちょっ…」


一刻も早く悠斗さんから離れたくて立ちあがろうとした瞬間、思いっきり悠斗さんに手首を掴まれた。


高「おまたせー!」


「なんで?」って聞こうとしたところに、ちょうど高橋先生が処置室に入ってきた。