中「ん。力抜いてて。」


私のことをヒョイっと持ち上げて、そっとソファーにそっと下ろしてくれた。


これから触診とか聴診とかされるかな…?嫌だな…。


診察されるの本当に嫌なんだし、なにより悠斗さんが医者の顔になるから嫌なんだよね…。


「…あのさ…診察する…よね?」


中「なに?診察されたいの?」


「違う違う!されたくないの!!」


中「大丈夫。診察はしない。」


あれ…?いつもなら、すぐに医者モードに切り替わって、威圧的な問診やら診察やらされるのに。


「本当に?」


中「どんだけ疑ってるんだよ。診察しなくても俺の中にもしかしたらってのがあるから。」


「…えっと…どういうこと?」