「利き手だから不便だと思うけど、次は右手に刺すよ。」


真「…もう元気だから点滴いらないよ!!」


抗生剤だから症状治っても決まった量を点滴し続けきらなくちゃいけないんだけど…。真湖も看護師だからそれくらい分かるはずなんだけどな。


「そう言う問題じゃないの分かるだろ?消毒するぞ。」


動かれるのが1番危ないし、今真湖は熱ないから抵抗する力が強いはず。涼は身体、優也くんが腕をしっかり固定したのを確認して消毒をする。


真「ねえ!今じゃなくて後にしようよ!」


「なんで消毒まで終わってるのに後にするんだよ。じゃあ刺すからちょっと我慢な。」


真「え!なんか針長くない?…そんなに長かったっけ?」


真湖も看護師だから見慣れてるはずなんだけど…。


「まぁ、留置針だからそれなりにね。」


真「やだっ…やらないって!!」