【真湖サイド】


今日は悠斗さんが帰ってくる!本当はすごく嬉しいはずなのに嬉しくない…。


なんで嬉しくないかというと全然熱下がってないんです…。やばいよ。


悠斗さんに熱があることバレたら本当に大変だし、そもそも悠斗さんにバレる前に日勤で高橋先生とかにバレないようにしないと!


高「あー!真湖ちゃんいた!」


高橋先生は幽霊ですか?って思うほど、いつも気配を感じない。


高「点滴した後体調はどう?薬も飲んでる?」


「はい!お陰様で元気です!」


全く元気じゃないけどね…。


「なっ!なんですか!?」


気付いたら高橋先生の手は私のおでこを触れていて、反対の手では脈をとっている。


高「んー、おでこ触った感じ熱下がってないね?脈も早いし。今から昼休憩だよね?点滴しに行こう!」