チュンチュン
鳥の鳴き声で、目が覚めた。
ゆっくりと起き上がり、体を伸ばす。
冷たい水で顔を洗ったら、朝ごはんを食べる。いつも変わらない毎日。
長い髪を結び、竹で編んだかごを持って家の裏の森の入った。
ぬかるんだ土に足を取られながら、先に進むと、目の前がひらけ、野原に出た。
野原にかごを置くと、何も持たず、野原の横の急斜面にかけて行った。
昨日雨が降ったから、登れなさそうだ。