ウェディングドレスにオーロラも憧れていた。幼い頃は童話のお姫様に憧れていて、真っ白なドレスを見るたびに素敵な人と永遠の愛を誓う未来を描いていた。しかし、犯罪者の娘である自分と結ばれれば、アルフィーは不幸になる。だからこそ、想いを捨てなければならないのだ。

「ぜひ、参加させてください」

オーロラがそう言うと、「やった！」とシリウスは子どものようにはしゃぐ。このようなシリウスを見るのは初めてだ。

「オーロラ、ありがとうございます。とても嬉しいです」

エヴァが微笑み、オーロラは胸を高鳴らせる。二人は結婚式を本当に楽しみにしているのだとよく伝わった。

「よかったね〜！エヴァ、シリウス！」とケイリー。

「エヴァのドレス姿、楽しみにしているわ！」とアイヴィー。

「式の日が晴れることを願う」とバージル。

「今日はエヴァと飲みに行きたいわ」とかぐや。

アイヴィーたちも二人の結婚式を楽しみにしている。みんな笑顔だ。一人だけ切なげな顔をしているオーロラだけ世界が違う。