ふたりの私を愛したキミへ




「あっ!きたきた・・・
おっは〜空海!」



教室に入ってきた瞬間にすぐ分かった




彼は黒髪だし、すごく整った顔立ち、傷だってなさそう



だけどその雰囲気!


そして教室内の男子達の静まる雰囲気!



女子達の輝く視線!




この人モテるんだろうな




でもすっごく怖そう


私は怖くないけど!


今だって私が隣に座っていてもまるで居ないかのように・・・




「お前っ・・・」


「えっ?・・・」

絶対に話しかけてこないと思ってたのに

私が彼の方に振り向くと

すごく近くに顔があって少しでも動けば唇と唇が重なりそうな距離

女の子達の声援を外に


私の顔はみるみる熱くなっていく

それと私の耳に熱を感じた



私は耳を触られていたようで、反射的に彼の手を耳から振り払ってしまった



すると彼が鋭い目で私を睨みつけていた

でも、その表情の中に少し違和感を感じた


もうヤンキーみたいなのに関わりたくないのに!



転校してきたばっかだし席隣だし最悪だぁ〜